A:家族が借金を負わされたり、家族の名前が公表されたりすることはありません。
個人再生をすると、家族が借金を負ったり、家族の名前が公表されたりしませんか?
A.個人再生の手続きをしても、家族が借金を負わされたり、家族の名前が公表されたりすることはありません。
個人再生とは、債務者自身の借金について返済する金額、期間、方法などを決めた再生計画案を提出し、再生計画が認可されれば、債務者が再生計画に従って債務の返済を続けていくというものです。
個人再生の手続きによって、例えば減額された分の債務者の借金を家族が支払う義務が生じるといったことはありません。また、手続きの中で家族の財産が没収されるようなこともありません。
また、債務者が個人再生をしたことは、官報に掲載され、いわゆるブラックリストにも登録されます。しかし、家族の情報が掲載されたり登録されるわけではありません。
もっとも、個人再生の手続きで裁判所に提出する書類の中には、世帯単位での家計収支表が必要ですし、同居の家族に収入がある場合は家族の収入を証明する資料の提出が求められます。このような資料を集めるためには、同居の家族に協力してもらわなければならない場合はあります。